さくらのVPS(Ubuntu14.04)にR Studioをインストールしてみた。
DBのお勉強していたらなぜか、R Studio Serverなんてものがあるよって、情報に行き着いた。 ちょっと面白そうだったので、諸々の試験用につかっているさくらのVPSに入れてみた。
公式のGetting Startedの通りにやっていけば特に詰まることなく、インストールから最初のアクセス確認まで行けるが、順を追って確認がてらメモしておこう。 support.rstudio.com
今回の環境・インストールしたバージョン
- Ubuntu 14.04.3 LTS (GNU/Linux 3.13.0-68-generic x86_64)
- R version 3.2.2 (2015-08-14) x86_64-pc-linux-gnu (64-bit)
- R Studio Server 0.99.489 64bit (Released 2015-11-05)
概要
- R用のレポジトリ追加
- Rをインストール
- gdebi-coreをインストール
- R Studioをインストール
1. R用レポジトリ追加
https://cran.rstudio.com/bin/linux/ubuntu/README.html
レポジトリリストのファイルを編集する。
sudo vi /etc/apt/sources.list
ファイルの最終行に
deb http://cran.ism.ac.jp//bin/linux/ubuntu/ trusty/
を追加(14.04 LTSの人)。
Ubuntuのバージョンが14.04でなければtrustyの部分を、15.10の人は、wily, 15.04の人はvividt,12.04の人はpreciseにしてあげればOK。
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys E084DAB9
でリポジトリの公開鍵を追加
sudo apt-get update
でエラーが出なければOK。
2. Rをインストール
sudo apt-get install r-base
でR本体をインストール。
sudo apt-get install r-base-dev
でRの各種パッケージインストールに必要なパッケージをインストールしようと、公式にはあるけど、R本体をインストールする時点で、一緒にインストールされました。されなかった人は、してあげましょう。
3. gdebi-coreをインストール
R studioはリポジトリには登録されていないようで、バイナリパッケージをダウンロードしてきてインストールする模様なのだが、そのときに、gdebiを使うとのこと。aptはリモートのリポジトリからだけしか依存関係を解決してインストールをしてくれないけど、gdebiを使うとローカルのパッケージを依存関係をうまいこと解決しながらインストールしてくれるんだとか。 launchpad.net
sudo apt-get install gdebi-core
でインストールできる。
4. R Studioをインストール
適当なディレクトリにwget
とかでパッケージをダウンロード。どうせインストール終わったらゴミ箱行きだろうから、ホントどこでもいい。
wget https://download2.rstudio.org/rstudio-server-0.99.489-amd64.deb
<--64bit
wget https://download2.rstudio.org/rstudio-server-0.99.489-i386.deb
<--32bit
ダウンロードしたディレクトリでgdebi
を使ってインストール
sudo gdebi rstudio-server-0.99.489-amd64.deb
<--64bit
sudo gdebi rstudio-server-0.99.489-i386.deb
<--32bit
これで完了!
R Studio Serverにアクセスしてみる
インストールが成功すると、R Studio Serverは勝手に起動して、Port 8787で接続を待ち受けている。
http://localhost:8787
とか http://www.exsample.com:8787
とかってしてブラウザでアクセスしてみる。
こんな画面が表示されれば、OK!Ubuntuへのログインに使っているユーザー名とパスワードでログインできるので試してみても良し。(どっちも平文で流れるので、インターネット経由だとなんだか気になるけど…)
接続できね!って言う前に、インターネット経由の人は、UFWとかiptablesの設定を確認しましょう。Port 8787空け忘れてません?
ちょっとした設定変更とかHTTPSアクセスへの対応とか…
インストールしたての状態だと、ローカルユーザーなら誰でもログインできるし、HTTPなアクセスなので……。セキュリティ的には、どうなんだか……な感じ。
R Studio Serverへのログイン専用ユーザーを作ったり、HTTPSでのアクセスを実現したりは、また後ほど。
■参考